「仲介手数料を無料にして、不動産会社は成り立つのですか」「手数料を受け取ったほうが利益になるのに、なぜ無料にするのですか」と、お客様から聞かれることがよくあります。
結論からいうと、仲介手数料を無料にすれば、借主様から仲介手数料を受け取る場合と比べて、1件あたりの収入や利益が減ることは事実です。
それでもマチラボが仲介手数料無料という方針を採用しているのは、知名度や広告量で大手不動産会社と競うのではなく、お客様の費用負担を減らすことを、当社を選んでいただく理由の一つにしたいと考えているためです。
これは、利益を考えずに行っているサービスではありません。不動産会社によって、広告にどれだけ費用をかけ、どのような方法でお客様に見つけてもらうかという考え方は異なります。マチラボでは、大規模な広告で知名度を高めることだけに頼らず、仲介手数料無料や分かりやすい見積書といった具体的な特徴によって、お客様に見つけてもらう方法を選んでいます。

仲介手数料を受け取ったほうが、1件あたりの利益は大きくなる
同じ物件を同じ条件で仲介するのであれば、借主様から仲介手数料を受け取る契約のほうが、不動産会社の収入は大きくなります。
仲介手数料を無料にしたからといって、受け取らなかった金額と同じだけの収入が、必ず別のところから入ってくるわけではありません。物件によっては、契約が成立した際に貸主側や管理会社側から報酬などを受け取れる場合がありますが、その有無や金額は物件ごとに異なります。
そのため、「仲介手数料を無料にしても、不動産会社の利益はまったく変わらない」という説明は正確ではありません。マチラボでも、仲介手数料を無料にすることで1件あたりの収入が少なくなる場合があります。それを理解したうえで、仲介手数料無料を会社の方針として採用しています。
この記事では「利益が減る可能性があっても、なぜ無料という方針を選ぶのか」を中心に説明しています。貸主側からの報酬など、無料にできる仕組みについては、仲介手数料無料にできる物件・できない物件の違いで詳しく解説しています。
小規模な不動産会社は、知名度や広告量では大手に及ばない
大手不動産会社や全国展開しているチェーン店には、会社名そのものに高い知名度があります。テレビCM、インターネット広告、駅前の店舗、看板などを通じて、部屋を探し始める前から会社名を知っている方も多いでしょう。
一方、マチラボのような規模の小さい不動産会社が、同じ広告量や知名度で大手と競うのは現実的ではありません。当社がどのような見積書を作り、どのように費用を説明していても、まず会社の存在を知ってもらわなければ、相談先の候補には入りません。
そこでマチラボでは、名古屋市内の対象物件を仲介手数料無料で紹介するという、分かりやすい特徴を設けています。「名古屋 仲介手数料無料」などと検索している方に当社を見つけてもらい、大手不動産会社だけでなく、マチラボも比較対象に入れていただくためです。
仲介手数料無料を、当社を選んでいただく理由にする
不動産会社の経営では、1件の契約から得られる利益だけでなく、どのように会社を知ってもらい、問い合わせにつなげるかを考える必要があります。
知名度の高い会社であれば、会社名で直接検索してもらえることがあります。しかし、知名度の低い会社が同じ方法だけでお客様を集めるのは簡単ではありません。
そのためマチラボでは、1件あたりの利益を最大限に大きくすることよりも、仲介手数料無料という特徴によって見つけてもらい、相談していただく機会を増やすことを選んでいます。
仲介手数料を無料にすれば、1件あたりの利益は減る可能性があります。しかし、その方針があることで当社を知り、問い合わせをしてくださる方もいます。仲介手数料無料は単なる値引きではなく、小規模な不動産会社が、大手とは異なる方法で選ばれるための経営上の判断です。
不動産会社によって広告費に対する考え方が違う
賃貸仲介会社が集客するためには、SUUMOやLIFULL HOME’Sなどへの掲載費、インターネット広告費、店舗の賃料、看板やチラシの制作費など、さまざまな費用がかかります。
物件を多く掲載し、広告の露出を増やして問い合わせを集めるのも、一つの経営方法です。目立つ場所に店舗を構え、広告によって知名度を高めることにも大きな意味があります。
一方、マチラボでは、不特定多数の方へ広く広告を届けることだけに多額の費用をかけるのではなく、仲介手数料無料を希望している方や、契約前に費用を詳しく確認したい方に見つけてもらうことを重視しています。
広告費をかけていないという意味ではありません。ホームページの運営、物件情報の掲載、検索で見つけてもらうための記事作成などにも費用と時間がかかります。
違いは、広告費をどのような方法に使い、どのような方に当社を知ってもらうかという考え方です。マチラボでは、大規模な広告で会社名を広く知ってもらうことよりも、仲介手数料無料、事前の見積書、費用の分かりやすい説明といった具体的な特徴を通じて、当社を必要としている方に見つけてもらう方法が、自社の規模に合っていると考えています。
1件あたりの利益より、長期的に選ばれることを重視する
マチラボでは、広告の量だけで競うのではなく、仲介手数料無料や事前の見積書といった具体的な特徴を通じて、当社の方針に合うお客様に見つけてもらうことを重視しています。
仲介手数料無料という方針には、問い合わせの入口をつくるだけでなく、当社の考え方を分かりやすく伝える役割もあります。
- 検索から当社を見つけてもらいやすくなる
- 初期費用を抑えたい方に相談してもらえる
- 大手以外の不動産会社も比較対象にしてもらえる
- 料金方針を覚えてもらいやすくなる
- 利用したお客様から紹介してもらえる可能性がある
不動産会社の経営では、1件の契約から得られる利益だけでなく、継続的に問い合わせをいただき、長期的に会社を運営できるかどうかも重要です。マチラボでは、1件あたりの利益を最大にすることよりも、お客様にとって分かりやすい特徴を持ち、長期的に選ばれる会社になることを重視しています。
無料にした分を、別の自社費用として上乗せしない
仲介手数料無料と聞いて、「書類作成費やサポート費用など、別の名目で請求されるのではないか」と不安になる方もいるでしょう。実際、当社でもお客様からそのような質問を受けることがあります。
マチラボでは、仲介手数料を無料にした分を、書類作成費など別の自社費用に置き換えて上乗せすることはありません。
ただし、賃貸借契約には、敷金・礼金、保証会社の初回保証料、住宅総合保険料、鍵交換費用、室内清掃費用、管理会社指定のサービス、前家賃や日割り賃料などが必要になる場合があります。これらは、すべてが仲介会社による上乗せ費用というわけではなく、貸主や管理会社が契約条件として定めている場合もあります。
費用の名称だけで判断せず、誰が請求する費用なのか、契約に必須なのか、任意で外せるのかを確認することが大切です。詳しくは、仲介手数料無料の不動産会社は、別の費用を上乗せする?見積書で確認したいポイントで解説しています。
内訳の分かる見積書を事前に案内する
仲介手数料が無料でも、それ以外の費用が分かりにくければ、安心してお部屋を選ぶことはできません。
マチラボでは、管理会社から提供された募集資料などを確認し、契約時に必要な費用や毎月かかる費用を整理した見積書を作成しています。
実際に見積書をご案内すると、「この費用は外せませんか」と質問されることは非常に多くあります。当社の見積書は、管理会社から提供された資料や募集条件を基に作成しており、仲介手数料を無料にした分を別の自社費用として加えているものではありません。
変更できる可能性がある費用については貸主側や管理会社へ確認しますが、契約条件として指定されている場合は、必ず外せるとは限りません。
また、他社の見積書と比較したいというご相談を受け、実際の見積書を見せていただくこともあります。その中には、総額は記載されていても、個別の費用が何のために必要なのか分かりにくいものもあります。仲介手数料が無料か有料かだけでなく、何に、誰へ、いつ、いくら支払うのかを確認することが大切です。
マチラボの見積書・費用比較サービスでは、詳細見積書、入居希望日での日割見積書、複数物件の長期的な総費用比較のサンプルをご覧いただけます。
仲介手数料無料でも、必要な仲介業務は変わらない
仲介手数料が無料であることと、必要な業務を省略することは別の問題です。
マチラボでは、仲介手数料無料の対象物件についても、空室状況と募集条件の確認、初期費用の見積書作成、内見の手配、入居申込み、管理会社との連絡・調整、契約条件の確認、重要事項の説明、契約から入居までの案内を行います。
仲介手数料が無料であることを理由に、法令上必要な説明や契約前の確認を省略することはありません。ただし、仲介手数料無料の対象になるかどうかは、物件の募集条件や取引形態によって異なる場合があります。
仲介手数料無料だけで不動産会社を選ぶ必要はない
マチラボは仲介手数料無料を特徴の一つとしていますが、無料であることだけで不動産会社を選ぶべきだとは考えていません。
初期費用の内訳が明確か、必須費用と任意費用を説明してもらえるか、毎月・更新時・退去時にかかる費用を確認できるか、質問に具体的な回答があるかといった点も確認することをおすすめします。
反対に、仲介手数料を請求する会社だから問題があるということでもありません。広告、店舗、スタッフ体制、サポート内容など、会社によって費用のかけ方や経営方針は異なります。
大切なのは、仲介手数料の金額だけでなく、見積書の内容や説明、対応を含めて比較し、納得できる不動産会社を選ぶことです。
まとめ
- 仲介手数料を無料にすると、1件あたりの収入や利益が減る場合がある
- 小規模な会社が、知名度や広告量とは異なる方法で選ばれるための方針でもある
- 会社によって、広告費をどこへ使い、どのように集客するかという考え方が違う
- マチラボでは、無料にした分を別の自社費用として上乗せしない
- 仲介手数料の金額だけでなく、見積書の内訳と説明も確認することが大切
仲介手数料無料は、利益を考えずに行っているサービスではありません。1件あたりの利益を最大にすることよりも、当社の方針を理解してくださるお客様から相談していただき、長期的に選ばれることを重視した経営上の判断です。
名古屋市内で気になる賃貸物件がある場合は、物件名や掲載ページのURLをお送りください。仲介手数料無料で紹介できる物件かを確認し、ご紹介可能な場合は、契約に必要な費用を整理した見積書をメールまたはLINEでお送りします。
名古屋市で仲介手数料無料の賃貸物件をお探しなら、マチラボへご相談ください。気になる物件の募集状況や仲介手数料、初期費用を確認します。
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