「仲介手数料無料」と聞くと、別の名目で費用が加えられ、結局は高くなるのではないかと心配になる方もいるでしょう。結論からいえば、請求する費用の内容は会社によって異なります。無料を条件付きにしている会社もありますが、無料を掲げる会社がすべて別の費用を上乗せしているわけではありません。また、仲介手数料を請求する会社でも、別の費用が見積書に含まれることはあります。大切なのは「無料」という表示だけで判断せず、何に、誰へ、いつ、いくら支払うのかを確認することです。

「仲介手数料無料」でも、すべての費用が無料になるわけではない
仲介手数料は、不動産会社の仲介業務に対する報酬です。一方、賃貸借契約には敷金・礼金、保証会社の初回保証料、保険料、鍵交換費用など、物件の契約条件に応じた費用もあります。仲介手数料が無料でも、こうした費用まで一律に不要になるわけではありません。
仲介手数料を無料にできる物件とできない物件がある理由は、仲介手数料無料にできる物件・できない物件の違いで詳しく説明しています。
気を付けたいのは、費用の「名前」より中身
見積書に消毒費用、書類作成費用、駆け付けサポートなどがあった場合、名称だけを見て「不要な上乗せ」と決めつけることはできません。貸主や管理会社が契約条件として定めている場合もあれば、仲介会社が案内する任意のサービスである場合もあります。同じ名前でも、物件や会社によって内容が違うことがあります。
確認したいのは、請求するのは誰か、サービスの内容は何か、契約に必須か任意か、外した場合に契約できるかの4点です。仲介手数料が無料か有料かにかかわらず、説明が曖昧な費用は、申込み前に質問しましょう。
マチラボが見積書を作るときに確認していること
マチラボでは、管理会社から提供された募集資料や契約条件を確認し、費用の内訳を整理して見積書を作成しています。仲介手数料を無料にする代わりに、書類作成費など別の名目で費用を上乗せすることはありません。
一方、内訳を示した見積書をお渡しすると、「この費用は外せませんか」と聞かれることは非常に多くあります。当社が記載しているのは、確認した募集条件に基づく費用です。ただし、管理会社が指定する費用でも変更の余地があるかどうかは物件ごとに異なります。お客様のご希望を伺い、確認できるものは貸主・管理会社側へ相談しますが、必ず削除できるとお約束はできません。
また、見積書の比較のために、他社の見積書を見せていただく機会もあります。その中には、総額は分かっても、何の費用がいくらなのか詳しい内訳を読み取れないものもあります。内訳がないだけで直ちに不当な請求とはいえませんが、契約前に費用の内容を確認しにくい状態は避けたいところです。マチラボの見積書・費用比較のページでは、当社がどのように費用を整理しているか、サンプルをご覧いただけます。
同じ物件で、複数社の見積書を比べる
「仲介手数料無料だから必ず一番安い」「手数料を払う会社だから費用の説明が丁寧」とは限りません。可能であれば、同じ物件・同じ入居希望日を条件に複数社の見積書を取り、総額だけでなく各項目を並べて比較しましょう。家賃の前払分や日割計算、保証料、保険料、毎月かかる費用、更新時の費用も条件をそろえることが大切です。
金額や項目が違えば、「どちらの見積書にも同じ費用が含まれていますか」「契約に必要ですか」「支払先はどこですか」と聞いてみてください。詳しい比較方法は賃貸の見積書を比較して初期費用を安くする方法も参考になります。
項目別の金額を尋ねても内訳を示してもらえない、費用の内容や必須・任意の区別を説明してもらえない場合は、納得できるまで契約を急がないことをおすすめします。賃貸の見積書で注意したい7つのサインも参考に、詳しい見積書を早い段階でもらい、疑問を解消してからお部屋を選びましょう。
マチラボでは、内見やご来店の前でも、取り扱い可能な物件についてメールまたはLINEで見積書をお送りします。気になる物件があれば、物件名や掲載ページのURLをお知らせください。