敷金・保証金とは?

費用について

最近は敷金・保証金なしの物件も増えてきましたが、まだ必要な物件も多数あります。
そもそも、敷金・保証金とはどのような費用なのでしょうか。

敷金・保証金とは?

敷金・保証金は契約期間中に滞納があった場合の家賃債務や、部屋を損傷させた場合の修理費の担保として、先に預けておく金銭です。
契約終了時には、敷金から「家賃の滞納分や借主に責任のある損傷の修理費など(賃貸借期間に生じた借主の金銭債務の額)」を差し引いた金額が返ってきます。
また、特約でルームクリーニング費用を退去時に借主が支払うことが規定されている場合は、ルームクリーニング費用を差し引いて返金されます。

敷金と保証金に違いはある?

名古屋においては敷金と保証金は同じ意味でつかわれます。保証金という呼び方は関西や西日本で多く見られます。
名古屋では契約書上、敷金という呼び方を使うことの方が多いです。

敷引き・償却とは?
敷引きや償却とは返金がない部分になります。
敷金の場合は『敷引き』、保証金の場合は『償却』という表現を使うことが多いですが、意味は同じになります。
例えば償却50%と記載があり、賃料が100,000円の物件の場合は、50,000円は退去時に返金がないという意味になります。

敷金・保証金は交渉で下げてもらえる?

交渉により下げてもらえる可能性もありますが、貸主・管理会社の判断次第です。
敷金・保証金は敷引きや償却がない場合、退去時に精算して戻ってきますので、交渉を受けてもらい契約時に敷金を無しにしてもらったとしても、退去時にはルームクリーニング費用(特約がある場合)や故意過失による損傷による修理費を支払う必要があります。
契約時に負担する費用が減ったとしても、退去時に支払う必要がありますので敷金・保証金を減額してもらったとしても結果的に支払う費用は変わりません。
あまり意味がないので敷金・保証金の交渉はおすすめしません。